Konica AutoreflexT3 (その2)

(続きです)

 Konica AutoreflexT3 についてのスペックや特徴などは他になんぼでも解説したページがあるので詳しくは書かない(ぶっちゃけめんどくさい)が、あまりに素っ気無さ過ぎる気もするので取扱説明書の「主な性能」のページのキャプチャでお茶を濁しておく。
T3主な性能1.PNG
T3主な性能2.PNG
※取扱説明書のダウンロードはこちら。全部ではないけどコニカとミノルタのフィルムカメラの取扱説明書PDFがダウンロードできます。ちなみにT3は前期型の取扱説明書です。
フィルムカメラ | コニカミノルタ製品アフターサービス - 株式会社ケンコー・トキナー
https://www.kenko-tokina.co.jp/konicaminolta/support/manual/fc.html


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 個人的な好みで言うと、トンガリ頭の一眼レフはあまり好きではない。どうもてっぺんが尖ってるのは安定感に欠ける気持ちになる。アクセサリーシューを取り付けたらチョンマゲみたいだし。
 まあ入手できればどちらでも良いのだけど、どうせだったら後期型だな、と何となく思っていた。

 この手のカメラを入手するには中古カメラ屋さんを尋ねるのが、品質的な面から言えば一番確実なのだろうけど、やはり高額になってしまうし田舎住まいなものだからさっと行ける場所に店が無い。
 次に考えたつくのはハードオフなどのリサイクルショップを漁る方法。これはジャンク箱を狙えば安価で済む反面、本当にジャンクである可能性もあるので油断できない。ジャンクと言いつつ動くものや、ちょっといじれば直る程度なら良いけど、ものすっごい本当にジャンク!としか言い様の無い状態のものだってある。
 マニュアルのレンジファインダーカメラならともかく(それもキツイけど)、一眼レフの修理は流石に無理(やった事ないけど)。
 それにジャンク箱にお望みのT3があるとは限らない(むしろ可能性は低いと言っていい。ぶっちゃけジャンク箱にT3が入っているのは見た事が無い)。

 とすれば第三の方法として、ネットで探すという事になる。
 日本製のカメラだし日本国内で探した方が見つかるじゃろうと思い、試しにヤフオクで探してみたら、思った以上に色々出てきた。
 しかしあまりに安い値付けをしているのは怪しいし、かといって高額なものには手が出ない。状態の判断も写真と文章だけ……。なかなかに決断力と胆力を試されるものなのだ、ヤフオクというやつは。

 とは言えヤフオクを利用するのは初めてじゃないのでそれほど重たく考えていた訳ではない。これまで利用したときと同じく、予算・見た目・文章から感じ取れる誠実さ等々を勘案して出品されていたT3のひとつに入札した。そして無事落札した。
 競合者が現れて競ったので少し落札価格が上がってしまったけれども、予算内で収まった。良かった良かった。

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 こうして我が家にT3がやってきたのである。好みに忠実に後期型。色は銀(クローム)。
 もちろんボディだけあってもしょうがない。当然レンズもセットになっているのを選んだ。それもちょっと高級な50mmF1.4の標準レンズ。流石にカビや汚れがあったけど、簡単にバラせる部分だけバラして掃除したらスッキリした。
DSC07856re.JPGこの写真では35-70mmF4のズームレンズが装着してありますが…(;^ω^)
 手に持ってみるとズシリとしている。ガッチリした質実剛健な頼もしさがある。
 試しにシャッターを切ってみると、「ドヴァシャッ!」という感じの音がする。まるでヘビー級のボクサーのボディーブローのような重々しさである。こいつはいいや。

 ファインダーを覗いたら、ゴミはあるものの、まあ我慢できない程度じゃない。下手に掃除しようとして分解なんかしたらそれこそドツボに嵌まってしまう(実際しばらく撮影したら慣れてしまった)。
 フォーカシングスクリーンはマイクロダイヤプリズム式。最初はどうかな…?と思ったのだけど、スプリット式よりも自分には合ってる気がする。目があまり良くないので、どっちにしてもフォーカシングには苦労することとなるのだけれども。

 あとは「Autoreflex」の名の通りAEが使えるかどうか。
 これの電池はH-C型という水銀電池が指定されている(2個使用)。今となっては販売されてないものだが形状は現在販売されているLR44やSR44といったボタン電池と同じなので代用させられるだろう。
 しかしH-Cは1.3V。LR44は公称1.5VだしSR44は公称1.55Vと結構違いがある。当然これらをこのまま使えば露出計に狂いを生じさせることになる(露出が暗めになる)。この場合カメラのフィルム感度設定をより高い感度に設定してやれば補正されるがどうも頭がこんがらかってしまう。
 そんな中、PR44なる電池の存在を知った。これは公称1.4VなのでかなりH-Cに近い。感度設定の補正も少なくて済む。下手するとしなくても良いくらい。その場合理屈の上ではちょっとアンダー気味の露出にはなるけど基本ネガフィルムしか使わないので問題なし!(お気楽だな~)

 PR44は空気電池なので密閉されると(空気との接触が遮断されると)具合が悪いが、今のところトラブルになった事は無いので大丈夫だと思う。電池ボックスが真空になるような作りをしているとか、完全防水のため密閉構造になってる、とかだったら話は別だけどこのカメラに関しては心配御無用(の筈)。

 PR44を入れてファインダー内のAEの指針を見るとそこそこ真っ当な値を示している様子だ。よしよし。

 改めて動作を確認すると、シャッタースピードもちゃんとしているっぽい(正確な測定はできないけど)し、ちゃんと絞りも絞ってくれてる。
 ならもうバッチリじゃん。

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 ……いや、バッチリと思ったけど、そうでもなかった。

 フィルム室を改めて見ると黒い粉状のゴミがいっぱいあるのに気付いた。モルトが劣化しているのですな。これはいけない。
 極力古いモルトをこそげ落とし、モルトの代用として100円ショップで買ってきた習字の下敷きを切って各部に両面テープで貼り付けてやった。
 
 よっしゃ、今度こそバッチリじゃ。
 フィルム詰めて試写するべ~♪


(続きます)

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